欲求と向き合おう。
欲求と基本になるのは、
第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)。この欲求がある程度充たされると次の階層「安全欲求」を求めます。
第二階層の「安全欲求」には、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
この「安全欲求」が充たされると、次の階層である「社会的欲求(帰属欲求)」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めるようにます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求といわれます。
そして、次に芽生える欲求は、第四階層である「尊厳欲求(承認欲求)」(他者から認められたい、尊敬されたい)です。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
「尊厳欲求」が充されると、最後に「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)が生まれます。
※ちなみに、マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表しました。それは「自己超越」という段階。
「目的の遂行・達成『だけ』を純粋に求める」という領域で、見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だといいます。
出典:
欲求階層説を自己にあてはめて考えていく。
生理的欲求・・・基本的な欲求(食べる、飲む、眠る)
安全欲求・・・・安全・安心な生活(衣食住)
社会的欲求(帰属欲求)・・・集団に所属したい。仲間がほしい。
尊厳欲求(承認欲求)・・・他者から認められたい。(尊敬されたい)
自己実現欲求・・・創造的活動がしたい。
自己超越・・・目的の遂行・達成だけを純粋に求める。
今自分がどの段階にいるのかを考えてみる。
自分のことを知るために自分の欲求を考える。
逆にいうと自分が進んでいく欲求がわかるはずである。
たとえば意思決定するときに、
自分がなんの欲求を満たすための行動なのかを客観的に理解することで
後悔をなくすことができるのではないだろうか?
たとえば、
就職で考えてみるとわかりやすい。
自分は安定を求めるとする。
大企業に入りたいと思う。
これは欲求でいうと当たり前なのである。【大企業=安定が変わりつつはある】
しかし、安定した会社で働いて芽生える欲求がでてくる。
どんな欲求なのか
承認欲求のように、もっと社会的におおきな仕事がしたい。
さらに自己実現欲求が芽生えてきて自分にしかできない仕事がある。
と思うことを『わかっていること』が重要であり、
もしそれを行動に起こして思うことは、
生理的欲求
安全欲求が生まれてくることである。
もっと休みが欲しい。
もっとお金がほしい。
安定した暮らしがしたい。
こうやって多くの人は、
欲求に振り回されるのではないかと思う。
奥さんがいるにもかかわらず
浮気することも
同じなのではないでしょうか笑
ここで言えることは
自分が感じる各階層の欲求の強さの度合いを把握しておくこと
さらに自分の弱さも把握しておくこと
なのだと思います。
まずは自分の欲求についての強さを知ることで
さらなる自分の行動の源泉となる欲求を明確にすることになります。
自分の欲求にあった行動ができれば、継続性が生まれてくる。
どんな欲求が強くても恥じることはないと思います。
モテたいが理由でも
尊敬されたいが理由でも
美味しいごはんが食べたいでも
人のために頑張れるならそれでいいのではないのでしょうか?
ちなみに私は、安定が大切です。
その上に自己実現があると考えています。
しかし、この現代の安定とはなんなのでしょうか?
自己超越についても掘り下げてみたい。笑
それではまた次回。